歴史
東山
3 スポット
東山は、京都の美意識を最も純粋な形で凝縮したエリアです。清水焼の陶磁器や抹茶スイーツを商う木造の店先を眺めながら産寧坂・二年坂の石畳を上ると、まるで江戸時代へのタイムスリップ。坂の頂には清水寺が佇み、桜と紅葉に囲まれた懸崖造りの舞台は、778年の創建以来参拝者を惹きつけてやまないユネスコ世界遺産です。
このエリアはゆっくり歩いてこそ真価を発揮します。南へ足を延ばせば朱塗りの鳥居と苔むした石の狐が並ぶ伏見稲荷大社の参道へ、北へ向かえば静寂に包まれた高台寺を経て石畳のねねの道へ。桜、新緑、紅葉、雪化粧——どの季節を訪れても、東山は日本の伝統的風景の最も完成された姿を見せてくれます。
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Info
ベストシーズン
3月下旬〜4月(桜)・11月(紅葉)。清水寺の夜間特別拝観も
推奨滞在時間
半日(3〜4時間)
最寄駅
清水五条駅(京阪本線)。京都駅から市バス206系統「五条坂」下車
ヒント
清水寺は朝6時開門。早朝に参拝し、10時頃に開店する産寧坂・二年坂を下るのがおすすめ。団体客の前に回れます。
このエリアのスポット
寺院
清水寺
東山の森に抱かれた清水寺は、浮世絵から抜け出したかのように京都の上空に浮かぶ。釘を一本も使わずに建てられた巨大な舞台は、桜と紅葉に彩られた渓谷の上にせり出す。千年以上にわたり、参拝者は眼下の音羽の滝の三筋の水を口にし、それぞれ異なるご利益を祈ってきた。
通り
二年坂・三年坂
東山の斜面を流れ落ちるようなこの石畳の坂道は、時間そのものを遡る階段のよう。保存された木造の町家が並び、格子の奥には職人の店、抹茶カフェ、百年続く和菓子屋が隠れている。春にはしだれ桜がピンクのトンネルを作り、秋には紅葉で小径が燃えるように染まる。三年坂で転ぶと三年以内に不幸が訪れるという言い伝えも。
神社
伏見稲荷大社
一万基の朱色の鳥居が稲荷山の霊峰を登り、人間の世界と神の世界を繋ぐ幻想的な回廊を生み出す。商売繁盛の狐神を祀るこの生きた神社は、711年の創建以来、商人と夢追い人を惹きつけてきた。燃えるような朱色のトンネルを登るにつれ、街の喧騒は消え、鳥の声が支配する——山そのものが神殿となる。
